こんにちは、hachiです。
最近の娘のブームは、寿限無を得意気に言うことです。
寿限無というと、あの、
『寿限無寿限無、五劫のすりきれ、海砂利水魚の、水行末、雲来末、風来末…』
の寿限無です。
この寿限無を覚えるようになったのは、絵本が主なきっかけです。
今回は、2歳5ヵ月の娘が寿限無を暗唱するようになるまでにどんなことをしたかをご紹介します。
Contents
寿限無は何歳から暗唱できる?
誰でも一度はきいたことがある寿限無。
子どもの頃は面白がって覚えた人も、大人になると忘れてしまった…という方もいるかもしれませんね。
この寿限無、何歳から覚えられるものなのでしょうか。
調べてみても、具体的に何歳から言えるようになる、とか何歳ぐらいには言えた方が良い、というものもありません。
あくまでわたしの考える目安ですが、2歳から3歳ぐらいで言え始める子がいるのではないかと思います。
なぜなら、NHKのEテレで放送されている『にほんごであそぼ』で寿限無が取り上げられるのです。
この、にほんごであそぼ、公式サイトによると、2歳から小学校低学年くらいの子どもと親を対象に制作している、とあります。
そして、番組のコーナーで、視聴者が暗記をしたものを投稿する「ちょちょいのちょい暗記」というコーナーがあるのですが、その中で寿限無は8級とされています。
簡単な10級は、
- 春の七草
- モシャシャ
その上の9級は、
- 十二支
- かぞえうた
などとなっています。
2歳からを対象にしている番組で寿限無が8級なら、2歳前後なのかな…という感じです。
寿限無の絵本ですんなり暗唱
『にほんごであそぼ』を好んでみる娘ですが、この番組、親の立場でも本当に勉強になります。
日本語の美しさ、難しさ、面白さがよくわかり、知らない言葉にも出会うこともよくあります。
娘と楽しんでみていたにほんごであそぼで寿限無が取り上げられることが多々あり、昔は覚えていたのに所々忘れかけていることに気付いたのです。
そこで、これをきっかけに娘と一から寿限無を覚えようとこちらの絵本を購入しました。
作:齋藤 孝、絵:工藤 ノリコ、出版社:ほるぷ出版
絵本ナビで無料ためしよみ
こちらで試し読みできます。
作者の齋藤 孝さん、にほんごであそぼの番組の監修も務めていらっしゃるようで、この番組をきっかけに興味をもった娘とわたしにとっては最高の絵本との出会いでした。
この絵本、「寿限無 寿限無」とか「五劫のすりきれ」などフレーズごとにページをめくっていくのですが、そのフレーズを意味するイラストが一緒に描かれています。
言葉だけだと何のことかイメージできない子どもでも、イラストをみることでどんな意味の言葉なのかなんとなく理解できるのではないかと思います。
そして絵本を読聞かせる保護者としてはありがたい、言葉の意味が説明されている別紙もあります。
この意味を知った上で読聞かせると、何ともありがたい言葉だな…と感じながら伝えることができます。
2歳5ヵ月で寿限無を覚えた方法
どんな絵本でも同じだと思いますが、気に入った本を読聞かせていると子どもは自然と覚えていくものですよね。
寿限無もそれと同じで、娘が読みたがっているときに面倒くさがらずに読み続けました。
そして、ママは絵本がなくても言えるんだよ、というのも伝えるために、
- お風呂中
- 料理中
- 掃除中
なんかに、しれっと寿限無を言っていると、「〇〇も言う!!」と対抗するように言ってきました。
最初の内は様子をうかがいながら、わたしの後をついて言うような感じでしたが、段々と覚えてはっきりとした口調で言うようになりました。
絵本を買って大体2ヵ月たった、2歳4ヵ月ごろにはほぼ言えるようになり、間違えたり抜けたりすることなく完璧に言えるようになったのは2歳5ヵ月です。
この間、毎日この絵本を読んだわけではありませんし、娘の興味がないときもあったので、もしもっと早くもっと熱心に読聞かせをしていたら更に早く言えるようになっていたかもしれません。
しかし、暗唱させることが目的ではないので、娘の好きなときに読んであげるペースで良かったと思っています。
寿限無で覚える楽しさを知れた
寿限無は暗唱できなければいけないものでもありませんし、暗唱できたからといってどうこうという話ではありませんが、娘にとっては達成感をおぼえる出来事の一つとなったようです。
最初から丁寧に語り、最後まで引っかからずに言えたときは、「できたー!やったー!」と大喜びです。
何かを覚えて口にする楽しさを、寿限無で初めて知ったのではないかと思います。
先ほどご紹介した寿限無の絵本で齋藤 孝さんは、
寿限無は心をあたたかくする魔法の呪文だ
と述べられています。
このありがたい言葉を、丁寧に軽妙に伝える寿限無の魅力は、子どものときから知っておいて損はないと思います。
しばらくは寿限無ブームが続くと思いますが、齋藤 孝さんの他の絵本を探してみたり、にほんごであそぼを見て新たな暗記にも挑戦してみたいなと思います。