育児

イヤイヤ期を心理学から分析!どんな気持ちでイヤイヤ言うの?

毎日家事に育児に頑張っているママ。

初めての子育ての場合は、わからない事も多いですよね…。

やっと育児にも慣れてきたかと思ったら、
2歳頃に急に現れるイヤイヤ期にどうしようと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

「魔の2歳児」と言われているほど、そのイヤイヤ期の対応にはとっても手を焼いてしまうものです。

まさに今、イヤイヤ期に悩んでいるママは、どこまで続くかわからない迷路に迷い込んだ様な気持ちになっていませんか?

たくさんのママ達を悩ませる「イヤイヤ期」。

そんな「イヤイヤ期」について心理学から分析してみました。

 

Contents

そもそも「イヤイヤ期」って何?

「イヤイヤ期」を心理学の児童発達心理学では、第1次反抗期と言います。

この時期は、色々な事を吸収して、たくさんの言葉を覚えていく時期です。

今まで、ママから赤ちゃんへ一方的だったコミュニケーションが変化する時期といえます。

 

そして、段々と「わたしが」「ぼくが」という自己主張が出てくる時期です。

まさに、魔の2歳児と言われている時期(イヤイヤ期)がまさに、この段階なんです。

イヤイヤ期は、子どもが成長していくうえで大切な発達段階の1つなんです。

今まで、ママとのやり取りに受け身だった子どもが、しっかりと自分の意思を持つようになります。

そして、その自分の意思を伝えようとしているのだけれど、上手に伝える事がまだできないんです。

そのせいで、「イヤイヤ」が起こってしまうんです。

第1次反抗期をどう過ごすかで、第2次反抗期の現れ方や子どもの人格形成にまで影響を及ぼすことが分かっています。

そこで、第1次反抗期を少しでも理解できるように、詳しく紹介していきます。

 

第1次反抗期の時期

 

第1次反抗期が始まる年齢や時期は、1歳半〜3歳頃が一般的と言われています。

子どもの自我意識が強まる時期です。

けれども、第1次反抗期は、子どもによって個人差が大きいです。

早くて1歳頃から第1次反抗期に突入する子供もいれば、4歳を過ぎてもなかなか第一次反抗期がなく、小学校に入る頃になって急にイヤイヤが出始める子どももいるんです。

 

第1次反抗期の特徴は?

自己主張が強くなる

親や、大人言うことに「イヤイヤ」と反抗し、思い通りにならないと癇癪を起こすようになります。

 

具体的には、

  • 大人の食べている物をほしがり、自分の物は食べない
  • 食べている最中に遊び始める
  • 眠る時間になると、「眠くない」と言って遊び始める
  • 眠いのに眠れなくて、寝ぐずる
  • おむつを履かないで笑って逃げ回る
  • 何でもかんでも口癖のように「いや」「やだ」と言う
  • 一人で遊んでいて、急に泣く
  • 友達のおもちゃを取る

などがあります。

 

自主的な言動が増えてくる

できないことでも何でも自分でやりたがるようになります。

 

具体的には

  • スプーンを使っていて、思いどおりに行かなくて投げる
  • さっき食べたばかりなのに、すぐに「おやつ食べたい」と言う
  • 自分で服を着るように言うと、できなくて泣く、怒る
  • 服の着せ替えをママがやってしまうと怒る
  • 何かをママがしてあげようとすると泣く、怒る
  • ママと同じことをやりたがるが、させないと泣く

 

ここに書いてないことでも、ママの提案に対して、拒否をするようになります。

わざと、ママがとってほしくない行動を取るようになるころが特徴としていえます。

具体例に当てはまることが多い場合はすでにイヤイヤ期に入っているかもしれません。

一度、毎日の生活を振り返って確認してみてくださいね。

 

イヤイヤ期は成長過程

 

(乳児期)

子どもは、赤ちゃんのうちは、パパとママからずっと付きっ切りで、お世話をしてもらって生活しています。

そして、それに満足しています。

乳児期には、パパやママからの愛情いっぱいのお世話をしてもらうことで、親子の間に着実に愛着や信頼が出来ていきます。

 

(幼児期)

子どもが、幼児期に入ると、自我が芽生えます。

パパやママと自分は違う感情や意思があることに気付き始めます。

パパとママとは違う存在なんだという意識を持ち始めて、自分の意思で行動するようになります。

 

(自我の芽生え)

自我が芽生え始めると、自分の意思で大人の真似をしたり、パパやママに褒められるように振る舞ったりする行動を始めます。

ところが、急に何でも嫌だと言ったり、思い通りにならないと、駄々をこねるといった行動も目立つようになってくるんです。

 

赤ちゃんの頃とは違い、自分でできることが増えるにつれて、「自分の思っていることを何でも自分でしたい」という気持ちが強くなっていきます。

けれども、まだ、自分がやりたいことや伝えたいことを上手にできません。

大人ほど、上手に言葉が話せませんし、大人ほど器用に物事がまだできません。

そして、それがまだ自分ではできないという認識ができていません。

 

そのため、自分ができないことでも自分で挑戦しますが、思うように上手にできないと、そこで葛藤が起こってしまうんです。

それが、「イヤイヤ」の表現や駄々をこねる事に現れます。

そこだけ見てしまうと、「イヤイヤ」は、わがままの様に見えてしまいがちです。

しかし、本当は、子どもがみんな経験する「自我の芽生え」なんです。

子どもが、赤ちゃんを卒業して、自分の意見を主張することや、自主性が出てきたという成長の1つなんです。

そう思うと、なんだか嬉しい気持ちになれますよね。

 

イヤイヤも今だけ…成長を見守る

「第1次反抗期」というと、子どもが、ママを困らせようとして反抗的な態度をしているように聞こえますが、本当は、何でも自分でやりたがる様になるのは、子どもに意思が出てきた証。

せっかくの我が子の成長なので、身支度やお片づけやお手伝いなど、できる限り自分でやらせてあげてみて下さいね。

どうしても上手くいかない時は、「一緒にしよう」や「お手伝いしてあげるね」と優しく声かけしてあげて上手く「イヤイヤ」と付き合っていって下さいね。

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