妊婦さんの中には、出産を里帰りでしようと決めている方も多くいると思います。
実の親、特に母親の元でお世話になるのは心強いものです。
ですが、意外と多いのが、この実母とのトラブルが里帰り中にはつきものです。
わたしも妊娠中も実母とぶつかりました…そんなhachiの体験談も織り交ぜながら、トラブルなく過ごすためのポイントをお伝えしようと思います。
Contents
なぜ里帰りで実母と衝突するのか考える
まず、里帰り中の自分を振り返って、なぜ実母と衝突してしまうことになるのかを考えてみました。わたしは大学を卒業して就職するにあたって一人暮らしとなりました。
それから10年とはいきませんが、それに近い年数一人で暮らし、お盆やお正月、何かの節目には実家に帰るような生活を送っていました。
そして、結婚、妊娠と経て、里帰り出産を決めたわけですが、かなり久しぶりに実家で長い期間暮らすことになります。
そこでわたしは、ある勘違いをしてしまっていたのです。
あー、娘だから歓迎されている、結婚したとはいえ自分の家だし、自由な生活が待っている…と。
そもそも、娘だから当然!の気持ちが衝突を招く
最初は、「わたしは娘なんだから里帰りして当然!いたわってもらえて当然!」の気持ちでいたんです。
父も、そして母も、
- 久しぶりに娘が帰ってきてくれた
- 昔のようで懐かしい
- 自分の家なんだからゆっくりしなさい
という気持ちでいたでしょう。あたたかい雰囲気で迎えてくれていました。
でも娘といえども、もう立派な、いや立派過ぎる大人です。
昔のような感覚でぐうたらされたり、家事もやってもらって当然、みたいな態度でいられたりしたら母親だってイライラしてきますよね。
わたしの母は、父の仕事を少し手伝っているような形ですが、一応仕事をしていました。
なので、仕事が終わったら買い物をして、食事の準備をして…と休みなく過ごします。
わたしからすれば、娘が居ようと居まいと、日々の流れに変わりはないじゃん、と思っていましたが、やはり妊婦を預かっていると違います。
食事にだって気をつかいますし、暮らす環境にも配慮が必要です。
これまでの父と母2人だけの暮らしとは違って、大きな負担がのしかかっているんです。
そんなことも考えず、
- 娘だからやってもらって当然
- 居させてもらって当然
という気持ちが、様々な衝突を招く原因だったのではないかと振り返って思います。
実母はこんなことでイライラする(予想)!
わたしの行動を思い返し、きっと実母はこんなことをされたり言われたらイライラするだろうなというものをまとめてみました。
母に直接きいていないのであくまで予想ですが、母の態度からすると、きっとイライラしていたであろうと思われます笑。
1. 食事に文句をつける
せっかくがんばって作ってくれた食事に、文句をつけてはいけません。わたしの場合、ある日のお昼にうどんと、おにぎりがでてきたんですよ。
それを見て、「どんだけ炭水化物食べさせる気なん?」と言ってしまいました。ひどい娘です。
お昼つくってもらっておいてなんだそれ、ですよね。
母は、「こっちが、どんだけアンタのためにやってやっとると思っとるんよ!!!」みたいな感じでキレました…。日頃のストレスがたまっていたのかもしれません笑。
2. 食事のメニューを考えない
これまた食事の話です。
主婦の方は多くの人がそうだと思うんですが、毎日の夕飯のメニュー考えるのってかなり苦痛ですよね。
自分一人だったら、卵かけご飯に冷や奴に…それだけでいいや、なんて適当に決められます。
うちの実家の場合は、父が小食なので、父と母の二人暮らしのときは、かなりメニュー決めも適当だったようです。
そこに、妊婦のわたしの登場です。
食事のメニューを考えるの、気をつかいますよね。
ただでさえ、夕飯のメニューって考えるの苦痛なのに、妊婦の娘のためにどんな物がいいかしら…というプレッシャーが加わります。
そんなプレッシャーをかかえる母親から、「今日のご飯何しようか?」ってきかれたときに、「なんでもいい」とか言ったらアウトですよ笑
「あるものでいいよ」もギリアウトです。
- なんでもいいよ
- あるものでいいよ
なんて言おうものなら、あんた何様だよ!という気持ちに母親をさせてしまいます。
里帰り中の夕飯のメニューは、こっちから提案しなきゃいけないんです。
例えば、
- 妊娠中はこんな栄養がいいみたいだから、この野菜を使ったこんなメユーはどうかな
- 冷蔵庫にあった○○であれできるんじゃない!?
とか。
なんなら、今日は作るよ、とか言うべきですね。
わたしは、この「今日はわたしが作るね」がなかなか出てこなかった極悪娘です笑
もちろん、産後はゆっくりしてなきゃいけないですし、産前でも安静にしていなきゃいけない妊婦さんは別ですよ。
わたしのように、妊娠中にトラブルがなく、しっかり動くようにとの指示が先生から出ている場合は、積極的に食事作りに関わるべきです。
3. 食事を作ろうとしない
上記の通りです。笑
メユー提案はもちろん、動ける妊婦さんは食事を作ろうとするべきですね。
なにも、全品作らなくてもいいんです。お味噌汁は作るね、とか副菜とかサラダ作るね、でもいいんです。
この作ろうとする姿勢を実母にみてもらうことが必要です。
4. 掃除や片付けについて小言を言う
誰だってそうだと思いますが、掃除ができていなかったり片付けられていないところを指摘さらたらイヤですよね。
それなのに、自分の都合で帰ってきた娘に、
「ここもっと片付けたら?」とか
「ここ埃すごいね!」とか言われたら腹立ちますよね。
こちとら仕事もしてアンタの面倒もみて大変なんじゃい!ってなりますよね。
小言言うならその前にさっと自分で埃をとりましょう。
片付けられるところは、きいてみて物を動かしたりしましょう。いい運動にもなります。
5. 自分の予定が優先だと思っている
実家にかえると、人によっては病院に連れて行ってもらうのを親にお願いする人もいるかもしれません。わたしはそうでした。
バスで通えない距離ではないのですが、母が車で病院に連れて行ってくれていました。
病院の予約をするときに、この日大丈夫?の確認もなく、
○日病院だからよろしくね!って言われたら困りますよね…
わたしこんな感じで伝えたことがあって、母が「え!この日は○○さんと予定があって無理よ」とちょいムカで返されたことがあります。
妊婦なんだから病院優先でよろしく!みたいな態度ではいけませんね…反省です。
実母を義母と思えばうまくいく?
極論かもしれませんが、里帰り中、色々やってくれる実母を義母と考えたらどうでしょう…。
こんなことまでしてもらってすみません!申し訳ない!ありがとうございますーーって腰も低くなりませんか?
実母と思うから許してもらえる、やってもらって当然という甘えの心がでてくるんです。
してもらうこと一つ一つに感謝して、こっちが実母に接するときの態度や言葉遣いも、いつもより優しいものに変えれば、里帰り中の母と娘の関係はスムーズにいくんじゃないかな…なんて。
里帰り中の極悪娘だった自分にこれ伝えてやりたいわー!ごめんよ、母。
みなさんはきっと大丈夫だと思いますが、こんな出来の悪い娘の例を参考に、良好な里帰りライフを送ってもらえたらと思います。