病気・怪我

【画像あり】2歳で血便がでた!便秘とウイルス性腸炎に同時になり入院した話

お久しぶりです、hachiです。

しばらくパソコン作業ができませんでした…というのも、娘が入院していたからなんです。

『ウイルス性腸炎』とのことだったのですが、この診断がでるまでかなり時間がかかり、色々なことがありました。

今回、娘は血便までしました。

初めてみる便に、わたしも夫もオロオロでした。

このような画像を載せることに悩みましたが、同じような症状が出た方の何かお役にたてればと思い、血便の画像も載せることにしました

不快になられる方は、ページをお戻りください。

 

 

Contents

2歳で5日ほどの便秘

娘は毎日快便!というわけではありませんが、2日に1回、もしくは長くても3日に1回は便が出ていました。

しかし、このときは振り返ってみると5日は出ていません。

オマルでうんちが出たと記事に書きましたが、「あれから1回だけ確かうんちをしたはず…よね…?」というように、記憶が曖昧になるほど排便の記憶が遠いものでした。

なかなかうんちが出ないことで、娘はとても苦しそうでした。

口を真一文字に結び、力を入れ、足先をピーンと伸ばすように立ち、震えていきむのですが、うんちは出ません。

でも本人は出たと思うのか、おしりが気持ち悪いのか、

「うんち、かえる!(うんちが出たからおむつかえての意味)」と言うのです。

その度におしりを確認しますが、おしりの奥でほんの少ーーしうんちが出てきているのがみえる程度でした。



便秘があまりに苦しそう…夜間診療へ

11月1日、その日はたまたま主人が代休をとっていて家にいる時でした。

娘の苦しそうな様子を日中何度か確認した夫は、

「これは可哀想よ。明日になったら僕は仕事だし今の内に病院でみてもらおう」

と言い、夕飯はとりあえず病院から帰ってから食べようとなり支度をして出発しました。

まさか、この夕飯が食べられないことになろうとは思ってもいませんでした…。

 

 

一次救急当番医で二回の浣腸

その日の一次救急当番医を確認し、病院へ向かいました。

幸いにも、他の患者さんはおらずすぐに診てもらえることに。

先生は、聴診器でお腹の音をきいたり、お腹を触ったりして、

「大した便秘ではなさそう」

とおっしゃいました。

しかし、このまま帰ってもうんちが出ないと本人も辛いだろうということで、浣腸をすることになりました。

病院嫌いで、さらに初めてのことで娘は泣き叫びましたがなんとか薬を入れてもらい、便が出るのを待ちました。

しかし、しばらくしてもおむつには液体しか出ていませんでした。

先生や看護師さんによると、これは浣腸の液が出ただけとのこと。

家に帰ってもう一回浣腸をするか、今もう一度浣腸をするか、どちらが良いか尋ねられ、夫婦で泣き叫ぶ娘を押さえつけてする自信がなかったため病院でお願いすることにしたのです。

そして、二回目の浣腸

娘は薬がお腹に入って気持ち悪いのか、脂汗をかきながら、歯を食いしばって耐えていました。

こんな表情の娘をみるのは初めてで、早く浣腸がきいて便が出きってくれることを祈るばかりでした…。

それでもなかなか便が出てきません。

すると、先生がゴム手袋をつけた指を娘のおしりの穴に入れ、便を確認しました。

どうやら、出口付近に粘土状の便がたまっているとのこと。もう少し様子をみることになりました。

その間も歯を食いしばって、苦しそうに泣き、涙をぽろぽろ流す娘…。

浣腸をしたこと、しかも二度もしたことを後悔する時間でした。

何度か下痢や水っぽい便を出したあと、やっと、粘土状のうんちが多く出てきました。

先生も看護師さんも、これでスッキリしたはずよ、とおっしゃってくださり病院をあとにすることに。

わたしたち夫婦も安心して車で帰宅していたのですが、その車内でまた大量のうんち。

今度は、おむつにおさまりきらず漏れてくるほどの量でした。

娘のお腹の中にこんなに便がたまっていたのかと驚くとともに、これだけ出たのならもう大丈夫だろうという安心感もありました。

娘は、まだ浣腸の影響もあるのか、うんちを出すときには少し苦しそうな表情をみせますが、それ以外は機嫌が良くなっていました。

 

 

帰宅後に血便、救急病院へ

家に帰り、まずはすっきりさせようとお風呂に入りました。

おしりもキレイに洗って気持良くなった♪と安堵していたのも束の間、夫から思いもよらぬ言葉が発されました。

「なんか…血が出てきてる…」

娘にパジャマを着させようとしていた夫の元へ急いで駆けつけました。

すると、今履かせたばかりのおむつに鮮血がついているではありませんか。

おしりからは水と血が混ざったようなものが出てきて、娘の足を流れていきます。

これが、そのときの写真です。

慌てて、先ほどの病院の先生に夫が電話をしてみました。

すると、

  • 浣腸の際に腸を傷つけたのかも
  • 浣腸の刺激でまれに血がでることもある

とのこと。

先生が、メールで写真を送ってくれれば確認すると言ってくださったので、メールアドレスを教えてもらい上の写真を送りました。

するとすぐに電話がかかってきました。

対応する夫の口からは、

「ええ…え?異常?はい…ねんけつべん?はい………わかりました」

と心配になる単語が飛び出します。

電話を切った夫から伝えられたのは、

  • 粘血便といって異常な便であること
  • 至急大きな病院で診てもらう必要があること
  • 先生が救急病院に電話をして先に診てもらうよう手配すること

でした。

まさか、ただの便秘だと思っていたのに異常…??

もう頭はパニックで自然と涙が溢れてきました。

泣いたって仕方ない、わたしがしっかりしないでどうするんだ、と思って涙をこらえようとしますが、苦しそうな娘と見たこともない血便に冷静ではいられませんでした。

 

 

救急病院でエコーとレントゲン

急いで娘を連れて、救急病院へ向かいました。

比較的近い病院のはずなのに、その距離がとても遠く感じます。

先生が言っていた『異常』という言葉が頭から離れませんでした。

救急病院に着くと、先ほどの先生の伝言もあり、比較的すぐに診てもらえました。

まずは、持参していった血便のついたおむつをみせます。

こちらの先生は、『異常』という言葉を使わず、

「うーん、確かにちょっと心配してしまう便ですね」

という言い方で、慌てた様子をみせませんでした。

この言い方一つでこちらの気持ちも変わります。

そして、先生が丁寧に聴診器をお腹にあてて診察してくださり、その後、エコーもされました。

エコーだけではなく、その後レントゲン撮影も。

夜間にも関わらず、丁寧に診察され、しかも『異常』という言い方ではないし、娘の機嫌も良くなってきているし、何か原因がわかればすぐに帰れるかもしれない…と少し前向きになれていました。

 

 

腸重積の恐れあり より慎重な診察が必要

エコーとレントゲンが終わり、再び先生のお話が始まりました。

先生からは、考えられる可能性が伝えられました。

それが、

  • 腸重積
  • 細菌性腸炎
  • ウイルス性腸炎
  • 浣腸で腸が傷つき出血

でした。

この中で一番重いものが、腸重積です。

この字の通り、腸が腸に入り込んで重なるようになるもので、2歳ごろまでの幼児が発症するとのことでした。

もし仮に腸重積なら、至急手術が必要であるということ…考えたくありませんでした。

 

次に、細菌性の腸炎も可能性が高いとのこと。

  • 生卵を食べさせていないか?
  • 火の通っていない鶏肉を食べさせなかったか?

と確認されましたが、そのようなことはありませんでした。

  • サルモネラ菌
  • カンピロバクター菌

などが原因として大きいかもとのこと。

食中毒の可能性も視野に入れているということでした。

 

あとは、ウイルス性の腸炎

ノロウイルス、ロタウイルスなどありますが、ウイルスは数が多く特定も難しいということでした。

先生の様子では、ウイルス性というよりも、細菌性胃腸炎の疑いの方がかなり高いような言い方でした。

 

最後に、最初の病院で二回も浣腸したこと、そのときに腸を傷つけたことが原因であることも考えられるが、これは最も可能性が低いとのことでした。

腸を傷つけた程度なら、一般的にこんなに血が多く出ないそうです。

 

こうして血便の原因として考えられるものを説明され、薬を処方してもらい、また翌日外来で小児科を受診するよう予約されました。

 

 

30分置きに苦しむ娘、止まらぬ血便

それから帰宅したのが大体23時ごろ。

もうみんなぐったりしていて、夕飯どころではありませんでした。

病院では比較的機嫌が良かった娘ですが、家に帰ると、突然また苦しがります。

力を入れていきみ、脂汗をかいて苦しむのです。

そうして、「うんち、かえて」と言うのですが、出ているのはうんちというより、赤い水下痢

それを30分置きぐらいに繰り返すのです。

少しお腹の痛みがおさまったと思って眠っても、また1時間もすればお腹が痛くなるのかむくっと起きて苦しむ。

これを朝まで繰り返しました。

 

 

CTで腸重積の疑いはなくなる

11月2日。

翌朝、朝ご飯は何もいらない!という娘に薬だけ飲まして病院へ向かいました。

今度は血液検査も行われました。

左手の甲から採血をして、そこに点滴の針もそのままさすことに。

下痢が続いているので、脱水を防ぐために点滴が必要とのことでした。

そして、点滴をつけたまま、再びエコーをすることになりました。

このエコーは、昨夜の小児科の先生がしたものではなく、エコー専門の医師がおこなうものでした。

そこで、かなりの時間をかけてお腹のエコーをみてもらいました。

それが終わって再び小児科の先生の元へ戻ると、先生から言われたのは、

エコーで見える限りでは腸重積ではない

ただ、ガスで隠れている部分はエコーで確認できない

エコーで確認できない部分はCTをする必要がある

ということでした。

腸重積の疑いをなくすためには、CTはするべきだとすすめられました。

さらに、

CTをする際に、造影剤を入れるとさらにはっきりと確認ができるということ

ただ、造影剤は16万人に1人ぐらいの確率で死に至ることもあること

が説明されました。

16万人でも何万人でも、死亡の恐れがあるものを娘にすることはかなりの抵抗がありました…。

しかし、先生から、今回の場合はそのリスクよりも利益の方が大きいと思われる、という言葉をかけていただき、造影剤を使うことを決意しました。

同意書にサインする夫も辛い決断だったと思います。

 

そうして、CTをすることになったのですが、その結果は、腸重積の可能性はまずないと言って良い、というものでした。

一番心配であった腸重積の疑いをきれいに晴らすために、CT、造影剤を使うことを決意して今は良かったと思えます。

 

こうなると、残る可能性は細菌性腸炎かウイルス性腸炎ということになります。

先生から、

このまま帰宅して様子をみても良いが、翌日は祝日で病院も休みだし、何かあってはいけないので入院をしましょうか

という提案をしてもらい、わたしたち夫婦も入院させてもらった方が安心だねと話していたので、そのまま入院手続きに入りました。

また、30分置きに娘が苦しむようなことになったら、もうどのように対応して良いかわからなかったため、病院にいられる安心感はかなり大きいものでした。

 

 

入院初日 続く血便

そうして、11月2日、お昼から個室での入院が始まりました。

感染が疑われるため、個室が良いだろうという判断でした。

薬は口から飲むものだけで、点滴は脱水を防ぐためのものでした。

相変わらずうんちをする間隔は短く、その度にやや苦しみ、血便をだす…という繰り返しでした。

ただ、最初の頃のような真っ赤なものではなく、便の周りに薄っすら赤いものがみえる…という感じでした。

これが、その写真です。

徐々に水っぽさがなくなってきただけでも、少し安心できました。

病院では、娘の便を培養して、どんな菌が原因かを突き止めているということでした。

 

 

入院2日目 食欲が出てくる

11月3日、入院2日目。

ずっと点滴をつけっぱなしなので、娘はずっとベッドの上で過ごしています。

わたしも同じくベッドの上での生活で、動いていないのであまりお腹がすかないのですが、娘はそうではないようでした。

これまでは何も食べたくない!と拒否していたのに、この日は朝からサンドイッチを頬張ります。

入院前よりも多いのでは?と思えるほどの量でした。

そして昼食も、入院前よりも確実に食べていました。

お腹を痛がることも少なくなってきたし、元気になってきているのがはっきりとわかりました。

そして夕方、大量の質の良いうんちをしたのです。

この日は夕方までに2、3回下痢のようなうんちをしていたのですが、このときは入院前と変わらないようなうんちをやっとしたのです。

お腹の調子がやっと戻ってきたようで、本人はかなりのご機嫌。

ふざけたりわがままを言ったりができるようになってきていました。

 

 

再び便秘か?二日でなくなる

これで体調が良くなったかと思われた矢先、今度はまたうんちがでなくなったのです。

11月4日と5日の土日の間、結局一度もうんちをすることはありませんでした。

ただ、娘の機嫌は変わらず良いものです。

機嫌が良いのなら様子をみましょう、ということで、これまで通り点滴は続け、特に制限もなく食事をとりました。

点滴は5日のお昼過ぎにとっても大丈夫だろうという判断がでて、やっと娘の左手は解放されました。

娘の点滴生活が少しでも快適になるようにと、アンパンマンをかいてくださった看護師さんには感謝でいっぱいです。

点滴をとった後も、娘は手の甲にこのシールとなっているアンパンマンをずっと貼っていました♪

 

 

入院5日目!退院が決まる

入院5日目となる11月6日、遂にこの日に退院と決まりました。

午前中に診察された先生が、機嫌も良いし、下痢もとまっているし、帰って大丈夫という判断をしてくださいました。

うんちが2日出ていないことについては、食べる量が多い方ではないことも影響しているかもしれないから、しばらく様子見で良いだろうということでした。

その日は近所の実家に泊まらせてもらったのですが、娘は久しぶりの慣れた環境に大はしゃぎ。

これまで以上にお転婆になったような気がします。

そして、食べて遊んでお腹も活性化されたのか、無事退院した日の夕食後に良いうんちを出すことができました♪

 

 

血便の原因は?ウイルス性腸炎が濃厚か

今回の血便の原因、実はまだはっきりわかっていないんです。

娘の便を培養した結果、菌は検出されなかったということでした。

そうなると、残る可能性はウイルス性のもの。

このウイルスというのが特定するのが難しいほどあるとのことで、何かしらのウイルスがどこかからか入り込んで悪さをした、としか言いようがないそうなんです。

もちろん、ノロウイルスとかロタウイルスとか、院内での感染を防ぐために調べたものもあるそうで、そういったウイルスではないそうで…。

原因がはっきりわからないのはとってもモヤモヤするのですが、要は、大きな原因ではなかったともいえるようです。

また、便秘と腸炎との因果関係はまったくなく、たまたま2つが重なっただけだろうということでした。

今週木曜日に念のためもう一度外来で受診することになっているので、ウイルス性腸炎について何か原因究明の進展はあったかきいてみようと思っています。

 

 

血便がでたらすぐに病院へ

今回は、娘の便秘の話に始まり、ウイルス性腸炎と診断されるまでのあれこれをまとめましたが、個人個人によって症状の出方は異なります。

血便の血の混ざり具合、色、量なども違えば、苦しみ方や機嫌の良し悪しも違ってきます。

見た目は機嫌が良くても、血便を出すこともあるそうです。

そんなときも、機嫌がいいから大丈夫だろう、と勝手に判断するのではなく、血便が出たらまずはかかりつけの病院ですぐに確認するべきということでした。

子どもの便では、

赤い便

白い便

は要注意とのことです。

今回の記事が、同じようにお腹を痛がるお子さん、粘血便を出したお子さんを早く病院で診てもらうための助けとなれば幸いです。

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